リブ&リブBlog

シニア(1人暮らし高齢者)と大学生の世代間ホームシェア(異世代同居)を推進します


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異世代交流ランチ会 2017年4月

恒例行事の「異世代交流ランチ会」。
参加者の学生さんに感想を書いていただきました。

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4月17日(日)、異世代交流ランチ会が開かれました。
集まったのは若者とシニアの計15名。
世代を超え、会場は明るい話し声で溢れていました。
まずはランチタイム。色鮮やかで美味しい料理は話に華を添えます。皆が談笑する中、執筆者(男)は、一人のシニアの方からガールフレンドの作り方を教えていただきました。
積極的に行動する重要性を痛感しました。笑

その後ブレークタイム。以前一緒にホームシェアを行っていた、宮本さんと米田くんによるプチ音楽会が開催されました。曲は「オー・ソレ・ミオ」。宮本さんの歌声と米田くんのピアノ演奏は、会場に上質な空気をもたらしてくれました。

プチ音楽会の後は、フリートーク。
特に今後の異世代間ホームシェアについての話題の際は、若者もシニアも関係なく、皆で意見を出し合いました。
多数のマスコミなどを通じて、着々と広がりを見せている異世代ホームシェア。
今後どのように展開していくか楽しみです。


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ホームシェアをスタートさせる学生さんの声(石山さん)

「ホームシェアをスタートさせる学生さんの声」第二弾です(第一弾はコチラから

この春リブ&リブでホームシェアをスタートさせる学生さんに応募動機や新生活への意気込みを書いていただきました。

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 今年度4月より、リブアンドリブの世代間ホームシェアを利用させていただいております、石山 と申します。本記事では、わたしが当制度を利用しようとした動機、そしてホームシェアにあたっての今後の抱負について説明させていただきます。

 まず、第1の志望動機として、経済的な理由があげられます。私は今年度、国際基督教大学を卒業し、公共政策系海外大学院への進学を控えております。大学生活を通じて、実家の経済状況が好ましくなかったため、これまで家賃をのぞく全ての費用をアルバイト等で自ら支弁してきました。

 しかしながら、大学での勉学をへて、さらなる専門知識の獲得の必要性を感じ、海外大学院への進学を強く希望するようになりました。上述のように、実家から経済的支援が満足にうけられない状況でも、自らで生活費、学費等を支弁して進学する確固とした意志を、これまで以上にもっております。そのため、月並みですが生活費の削減という経済的理由が志望動機の1つとなります。

 つづいて、第2の志望動機として、高齢者・若者が被害者となっている社会問題に強い関心をもっており、実際に世代間ホームシェアをおこなうことで、座学ではけっして得られない体験をもって、今後の勉学・仕事に役立てたいという点が挙げられます。

 私は大学で経済学を主専攻としており、なかでも格差問題、少子高齢化に起因する地方都市の経済的衰退といった分野の学習に努めてきました。その学習のなかで、社会問題解決を解決すべく、実際の政策立案・運営に携わることを強く希望するようになりました。また、その第一線で活躍すべく、さらなる専門知識の獲得をもとめ海外の公共政策系大学院への進学を決めました。

 しかし、大学生活では大学での課題、アルバイトに忙殺されたため、上述の格差問題に代表される社会問題に対する現場の実情を把握できていません。この状態では、仮に大学で学んだ知識をさらに大学院で磨きあげたところで、卓上の理論にのみ固執し、現実に適合しない非効率的かつ非公正的な政策を制定することになりかねないのでは、と危惧しております。

 そのため海外留学を行い、職務にあたる前にぜひとも、世代間ホームシェアを通じて、社会からの孤立に際悩む高齢者の方々の生の声をきき、実際に共同生活を営むことで、将来的に携わる、政策運営の一助としたいと考えております。以上の2点の動機をもって、私は世代間ホームシェアに応募いたしました。

 また、今後の抱負としては、血縁関係にない他者といかにして互いがwin-winとなるような生活を営めるか、この点に尽きると考えております。

 実家であれば、幼いころから慣れ親しんでいる両親や兄弟とコミュニケーションを図ることは容易だと考えられます。

 一方で、世代間ホームシェアではまったく新しい環境で、年代のおおきく異なる高齢者の方と共同生活を営まなくてはなりません。しかも、慣れ親しんでいない分、より多くのコミュニケーションをとらなければ、両者のあいだに徐々に溝ができていき、ホームシェアの破綻という事態もありうるかもしれません(かなり極端な例かとは思われますが)。 

 そのため、このホームシェアをしっかり維持し、互いにとって意味のある生活にしようとすれば、自然と他人を配慮する能力が身につくと考えます。通常の大学生活でもたしかにこの点は身につくでしょう。ただ、世代が異なる方と共同生活といういわば特殊な環境で交流を図ることは、自身の人間性を向上させる非常に素晴らしい経験になると確信しております。

 したがって、今後の抱負として、共同生活を営んでいる高齢者の方といかに互いが互いを思いやって、有意義なホームシェアをおくることを掲げたいと思います。